診断と検査方法 -2




上部消化管造影検査では、バリウムを使用し、食道の長さや胃の位置などを確認し、バリウムの通過状態や体位変換によって胃から食道への逆流の有無を確認します。内視鏡検査においては、必ずしも行なわれるものではありません。しかし、食道胃接合部の位置の直接的な確認や食道裂孔の弛緩の有無を確認します。更に、合併する事の多い食道炎の程度の診断や潰瘍、バレット食道、食道がん、胃がんなどの疾患との識別診断に有効な検査となっています。
その他に、食道内圧測定検査、24時間食道PH測定検査、虚血性心疾患との鑑別や合併の有無を確認する心電図、胆石症や大腸憩室を確認する検査を用いる事も勧められています。
食道裂孔ヘルニアは、初期に自覚症状が殆どなく、発見される場合においても、重篤の状態であったり、他の疾病によって発見されたりする事が殆どであると言われています。また、合併症を起こし易いヘルニアとして挙げられており、検査においても、食道裂孔ヘルニア自体の検査のほかにも、合併症がないかどうかの検査を行なう場合もあります。こうした事から、食道裂孔ヘルニアは、早期発見は難しいのかもしれません。


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