鼠経ヘルニア
犬における鼠経ヘルニアも、人間と同様、先天性のものが多く見られます。鼠経ヘルニアが起こると、臓器が飛び出した部分は、外側から膨らんで見えるようになります。
ですから、飼い主が発見する事の出来るヘルニアです。部位は、鼠経部で、ちょうど肢の付け根辺りに現れます。トリミングの際に、チェックする事が可能です。
鼠経ヘルニアの原因は、鼠経部における隙間から、小腸や大腸などの臓器が脱出して起こります。
小さい場合には、わずかに飛び出る程度であり、さほど問題視されません。しかし、大きい場合には、腸管の1部が出入りし、尿が出にくくなるなどの排尿障害がおこります。また、隙間が生まれつき普通以上に大きい場合には、成長と共に隙間が更に広がり、急に腹圧が強くなったりする事がきっかけでヘルニアを発症します。
更に、交通事故やその他の事故、動物同士の喧嘩などによって、傷を受けた原因でも発症する場合があります。こうした腹圧などによって、肢の付け根にある隙間が徐々に広がる事によって、後天性の鼠経ヘルニアとなります。
鼠経ヘルニアは、肢の付け根辺りに膨らみが現れるので、飼い主が発見出来ますから、早期発見も可能なヘルニアです。異常なしこりや膨らみがあれば、鼠経ヘルニアが疑われます。動物病院で診断を受け、獣医師の指示に従って治療を行ないましょう。
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