遺伝的要因が強いヘルニア
ヘルニアは、なりやすい体型や性質があります。背骨においては、S字カーブである生理的湾曲が十分でない人や、椎間板の柔軟性が十分ではない人、背骨の弾力性が少ない人などは、ヘルニアになりやすいとされています。
そうした要因には、実は、遺伝的なものが関係していると、近年の研究結果から分かりました。
つまり、ヘルニアになりやすい体型や体質を持っている人は、遺伝的要因が関係している可能性があるという事が言えるのです。
この研究結果から、今まで、腰痛などの痛みによってヘルニアを疑っていたものが、痛みとヘルニアは別物であるという結果が出された事になります。腰痛においては、腰を酷使した事による神経の痛みが主な原因とされており、慢性的な腰痛の場合には、ストレスが大きく関係しているという結果も出ています。この場合、レントゲンやMRI検査で異常が見られません。しかし、ヘルニアの場合には、あるべき場所に内臓などがない状態を言いますから、レントゲンやMRI検査で、ヘルニアが発見されます。これによっても、痛みとヘルニアが別物であるという事が言えるでしょう。
更に、遺伝的要因が強い理由として、ヘルニアには、先天性のものがあります。事故や老化といった原因からの後天性のヘルニアもありますが、椎間板や横隔膜におけるヘルニアには、遺伝的要因が強いとされており、先天性ヘルニアとして挙げられています。先天性の場合、幼児期に見られる事が多く、横隔膜におけるヘルニアは、生後間もない頃に発見される場合も多く紹介されています。こうした事実からも、ヘルニアには、遺伝的要因も関係しているという事が言えるのです。
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