ヘルニアは犬にも見られる
犬は、人間とは違い、4足歩行の生活です。ですから、人間よりも安定感があり、背骨に負担を掛けていないように思われます。
しかし、犬も、ヘルニアを発症するのです。
犬や猫などの動物は、腹腔に胃や肝臓、膵臓、十二指腸、小腸、大腸、膀胱など、たくさんの臓器が腹膜に包まれ、毎日、休む事無く働き続けています。
心臓と肺の収まっている胸腔は、背骨と助骨に守られています。しかし、臓器が詰まっている腹腔は、筋肉や筋膜で背骨に吊り下げられた状態になっています。その為、位置が決まっている人間の臓器構造に比べると、柔軟性がある面もありますが、不安定な面もあります。不安定な面から言えば、呼吸をするたびに胸腔が広がって腹腔が圧迫されたり、食べ物を食べるたび、飲み物を飲むたびに、胃から腸に入り圧力がかかり、膀胱には尿が、大腸には便もたまる為、腹圧が高くなったりします。そうなると、お臍や足の付け根、肛門の周りなどの腹膜を守る筋肉に隙間のある部分に問題を生じた場合、腹膜に包まれた臓器が体腔外へ押し出されてしまいます。こうした理由から、犬もヘルニアを発症してしまうのです。
犬に見られるヘルニアは、腹圧が大きくなる事による原因で発症する臍ヘルニアや鼠経ヘルニア、また、肛門の筋肉や筋膜の問題によって発症する肛門のヘルニアである会陰ヘルニア、そして、人間と同じ、椎間板ヘルニアがあります。
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