胸椎椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアには、腰椎椎間板ヘルニアと頸椎椎間板ヘルニアが有名です。
そもそも、椎間板ヘルニアを発症する部位は、背骨に関係しています。背骨は、上から頸椎、胸椎、腰椎、仙椎という順番で構成されています。
そして、S字カーブの生理的湾曲があり、このカーブによって体に掛かる負担や衝撃を分散し、吸収しているのです。その背骨が、衝撃に耐えられなくなったなどの原因によって、ヘルニアを発症します。
腰椎椎間板ヘルニアで言えば、腰椎部分にある神経組織や椎間板に何らかの衝撃が加わり、ヘルニアを発症します。頸椎椎間板ヘルニアで言えば、頸椎部分にある神経組織や椎間板に何らかの衝撃が加わり、ヘルニアを発症します。この腰椎椎間板は、背骨の腰の位置にあり、頸椎椎間板は首の位置にあります。
そうなると、胸椎にヘルニアを発症する事も考えられるでしょう。胸椎椎間板ヘルニアも、腰椎椎間板ヘルニアや頸椎椎間板ヘルニアと同様、何らかの衝撃によって、椎間板にある髄核や線維輪が脱出し、ヘルニアを発症する例が挙げられています。しかし、腰椎椎間板ヘルニアや頸椎椎間板ヘルニアほど、知られていません。
その理由は、胸椎椎間板ヘルニアは、比較的珍しいヘルニアとされているからです。胸椎は、助骨などがある為、背骨の中でも安定しており、動きも少ない為、発症しにくい部位とされています。胸椎椎間板ヘルニアを発症する原因としては、外傷性のものが殆どです。症状も、それほど深刻なものはないとされていますが、腰椎椎間板ヘルニアを併発しやすく、下肢のしびれや排尿障害などを引き起こす場合があります。また、胸椎椎間板ヘルニアは、周辺を臓器に囲まれており、手術は困難です。殆どの場合で、保存的治療が施されています。
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