横隔膜ヘルニア
横隔膜ヘルニアは、腹腔内の臓器が、横隔膜に出来た隙間から胸腔内に脱出した状態を言います。
脱出する臓器としては、小腸や大腸、胃、脾臓、肝臓など、横隔膜より下半身側にあるものが胸に入り込みやすく、こうした臓器によって肺が圧迫されるものを、横隔膜ヘルニアと呼んでいます。
ヘルニアを発症する原因としては、先天性のものが圧倒的に多く、まれに、外傷的な原因によって起こる場合もあります。その原因としては、食道裂孔ヘルニアが関係しているとされています。
症状としては、横隔膜は呼吸を行う為に重要な役割を担っている部分である為、ヘルニアになると、呼吸困難、チアノーゼなどの症状が見られます。吐き気、便秘といった症状も、横隔膜ヘルニアにおける症状のひとつです。これは、先天性によるヘルニアも、後天性のヘルニアにおいても、同じ症状となっています。
治療方法としては、手術が一般的とされています。手術によって胸腔内に脱出した臓器を元の位置に戻し、横隔膜に出来た隙間を縫合で塞ぐ方法が用いられています。
横隔膜ヘルニアの殆どは、遺伝子による先天性のものが多いので、防ぐ事は難しいと言われています。しかし、後天性のヘルニアの場合、その原因に、肥満や妊娠による横隔膜への負担が挙げられています。日常生活の中で、横隔膜に負担が掛からないよう、食事や運動に気を配る事が、後天性の横隔膜ヘルニアを予防する対策と言えるでしょう。
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