治療方法
鼠経ヘルニアの治療方法は、手術しかありません。鼠経ヘルニアの場合、いったん出てしまった腸などの内臓は、自然に元に戻る事はありません。
若年層においては、一時的に元に戻る場合がありますが、それは治癒したのではなく、隠れただけです。
また、ある時期が来たり、きっかけがあったりする事で、脱腸が起こります。また、歳を重ねるごとに戻りにくくなり、嵌頓となってしまいます。ですから、外科的手術を行なうしか、鼠経ヘルニアにおける治療方法はありません。
手術方法は、外鼠経ヘルニアに用いられる方法と、それ以外に用いられる方法とがあります。外鼠経ヘルニアに用いられる方法として一般的なのは、マーシャル法です。これは、横筋筋膜の脆弱が見られない症状にしか適応する事が出来ない手術方法で、若年層において多く取られているものとなっています。加齢によって発症した場合や、筋膜の脆弱が見られる場合、内鼠経ヘルニアの場合などには、従来法と人工補強材を用いた方法が行なわれます。従来法とは、筋層と筋層を引っ張り縫合する方法です。しかし、この方法を取ると、突っ張り感が取れず、不快感を生む事から、あまり勧められていません。近年の一般的治療方法としては、メッシュプラグ法やクーグルパッチ法、PK、ブローンヘルニアシステムという4つの方法で、人工補強材を使って断裂部分を塞ぐ方法が取られています。
大人の手術治療の場合、局所麻酔による手術が可能となっており、日帰りや短期入院による治療が可能となっています。
サイト内関連記事
- 子供も大人も起こる鼠経ヘルニア
- 鼠経ヘルニアとは、股の付け根の部分に当たる鼠経部に、お腹の中の臓器が出てくる状態......
- 鼠経ヘルニアに見られる症状
- 鼠経ヘルニアに見られる症状は、股の付け根に現れる膨らみです。痛みを伴う事は少ない......
- 診断と検査方法
- 鼠経ヘルニアにおける診断は、外から見て発見出来る事から、難しいものではないと言わ......
- 術後と生活上の注意点
- 日帰り手術や短期入院が可能になった事から、術後、すぐに日常生活に戻る事が可能です......
関連ニュース



