治療方法
頸椎椎間板ヘルニアが認められると、疼痛のある場合には、頸椎装具装着や、けん引療法が用いられます。
また、鎮痛剤や筋弛緩剤、ビタミンB12などの内服薬治療や外用薬などによる保存的治療方法も用いられています。
頸椎は、体の機能を司っている神経が集中しています。従って、治療に当たっては、注意が必要になって来ます。
特に、一般の治療方法として用いられているけん引療法においては、あごを引く姿勢で行なわなければならず、あごを引いていない場合には、頸椎が後方に下がってあごが上がってしまい、神経組織を圧迫し、痛みを悪化させる可能性があります。また、強く引っ張ると神経反射により筋肉が緊張状態になってしまうので、ゆっくりとけん引する必要があります。
また、治療方法には手術もあります。手術の場合には、保存的治療法を用いても痛みが一向に取れず、持続する時に用いられます。また、脊髄を圧迫し、麻痺によって、日常生活に支障を来たす場合には、手術の必要性が出てきます。更に、脊柱管狭窄を伴ったヘルニアにおいては、脊柱管の空間を広げ、前方にあるヘルニアから脊髄を後方へ遠ざけるという手術を行う事で圧迫を取ります。術後は2日目から離床し、車椅子や歩行器を利用し歩行リハビリを開始します。そして、3週間程度で退院出来ます。
頸椎椎間板ヘルニアの治療には、けん引治療や手術などを用いられますが、近年は、保存的治療中にヘルニアが自然吸収したり消失したりする例が数多く報告されている事から、重篤のヘルニア以外には手術を行なう事はありません。
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