骨格を正しい位置に保つ
後天性のヘルニアを発症する原因の1つに、体の歪みが挙げられています。体の歪みは、生活する日々の中で作られていく事が殆どです。
例えば、成長期となる小学生や中学生の頃、学校の授業中に背中を丸めて座っていたり、肘を机について座っていたり、足を組んで座っていたりした経験があるのではないでしょうか。
これらの姿勢は、正しい姿勢とは言えません。背骨には、S字カーブという生理的湾曲が付いており、正しく背筋が伸びている状態で、このS字カーブが正常な状態に保たれます。しかし、背中を丸めると、S字カーブは正しく働きません。
肘を机についていると、どちらかの方向へ背骨を曲げた状態になってしまいます。足を組んで座ると、腰の位置がずれる為、背骨もそれに合わせて傾きます。この状態を続けてしまうと、成長の際、癖が付いてしまいます。その結果、ヘルニアを発症しやすい状態を生んでしまう事になります。
また、仕事上、前のめりの姿勢でいなければならない人もいると思いますが、前のめりの姿勢でいる事は、食道裂孔ヘルニアの原因となってしまいます。その結果、胃が正常な位置よりも上がってしまう事になります。これは、その他の合併症を生む原因にもなります。
更に、その部位を酷使し、過度の負担を掛ける事でも、ヘルニアを発症します。一昔前に、頸椎椎間板ヘルニアの原因として、ヘッドバンキングが話題になった事がありました。ヘッドバンキングは、首に過度の衝撃を与え、酷使した事で耐え切れなくなり、ヘルニアを発症するという結果が出ています。それと同じ事が、腰にも言えます。正しい姿勢をとる事が出来ず、過度の負担を与える事や、ひねったり前かがみになったりと、多くの負担を腰に与える事によって、椎間板が耐え切れなくなり、髄核が突出してしまうのです。
骨格を正しい位置に保つ為に、正しい姿勢で生活をする事は、ヘルニアを予防する為には必要な事と言えます。
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